AKB48
「チーム研究生」が復活するらしい。複雑な思いがよぎった。 ファンとの関係も、研究生同士の関係も「仲良し会」になっている、なまぬるい研究生公演をかつて見た。目利きを自称する大人たちに先物取引ばりの青田買いをされ、勘違いの罠に溺れたことに気付か…
チームAの「今」を色濃く映す存在として、個人的に、前田敦子を注目して久しい。先日の夜公演では、前田を中心に見た。当日の3公演目で疲れているということや、今年下四半期の立て込んだスケジュールが災いしていることは確かだろうが、ユニット曲では駆け…
2年連続紅白出場を目論んだ、AKB48運営による仕手戦が終わった。話題と物語に溢れた2008年のAKB48も、ようやく区切りがついたというところだろうか。紅白出場へは、万人に馴染みのあるオリコンチャートの「順位と売上げ枚数」、それに各メディアに取り上げ…
チームAの大江朝美、駒谷仁美、戸島花、中西里菜、成田梨紗ら5人の卒業が発表された。AKB48黎明期からの古参メンバーだ。 学校と同じく、三年間の在籍をめどに、もしくはハタチを目安に結果を出せなかった者が卒業、というのが、AKB48におけるひとつの見え…
前回のエントリーのすぐあとに、A5thの初日が発表された。待望していた新セットリストを、まずは素直に歓迎したい。その後、A4thリバイバル公演の千秋楽も発表され、いよいよ現実味を帯びたカウントダウンがはじまった。そこで気になるのが、そのチームAのメ…
もはや全員揃うことのないチームAは、チームと呼べなくなっている。AKB48の屋台骨がこのような状態では、AKB48そのもののあちこちに歪みや軋みが出るのも、さもありなん、という話だろう。そもそも、現状のチームA4thリバイバルが、研究生A4th公演と比べられ…
「西中」として親しまれていた、AKB48研究生の精神的支柱・中西優香が、SKE48へ移籍となった。チームの正式メンバーがメディア出演や蓄積された疲労で抜けていく中、その穴を埋めるスーパーサブとして各チームのアンダーを務め、A、K、Bすべてのチーム、そし…
(過去に書いたがアップしていなかったもの。先日のチームBメンバーを巡る一件と、研究生公演でのアンコールなしの一件に思うところがあったので掲載する) サンシャイン栄でのイベントはまるで悪夢だった。結果的に、SKE48の宣伝になるどころか、AKB48はと…
AKB48の新曲が、NTTドコモ系列のサービス限定の配信でリリースされた。知人の携帯を通じて見せてもらったが、なるほど面白い試みである。携帯の小さい画面を、大の男が複数で覗き込んでいるという不思議な図だったが、その共有したわずかな時間を、自分が見…
B3rdは楽しいセットリストだ。『ワッショイB!』に象徴されるような、無邪気さの裏側にある内向きの自画自賛も、あるいは強がってみせることも、賛否はともかく、若さゆえに可愛らしさに繋がっている。公演内で歯抜けするメンバーの分だけ傷つき、だが、その…
「まいまい」こと大島麻衣のブログで、先日のAKB48・1000回公演において、アンコールで駆けつけて、公演に参加できた喜びがつづられていた。みんなのお姉さん的存在でもある「あゆ姉」こと折井あゆみ、軽口を叩ける仲の「みっちー」こと星野みちる、しっかり…
二重三重のPAトラブルに見舞われた公演があった。公演がはじまってすぐに、音が出なくなる、欠ける、割れる、MCの尺が計れない、など。ここしばらくで例を見ない、最悪のトラブルだったように思う。 慌てたPAオペレーターは、多くの曲で基調ボーカルを取る「…
先日の研究生公演は、予想通りの盛り上がりを見せたらしい。なかでも、古くからAKB48を見守ってきた層の、継続を望む熱い反応が目立つようだ。半数近くのメンバーが休演する公演を行ってきた、現在のチームAの状況を憂いてきた層だろう。研究者公演決定の休…
チームA4thリバイバル公演に行くと、「おーぃぇ」こと大江朝美が目を引く。 ふわふわとゆるすぎる踊りと、椅子席を覗き込んで、語りかけるような歌い方という、極端なスタイルが目立つからというのもある。同じ猫背でも、背筋を伸ばして遠くの立ち見席を、あ…
「あっちゃん」こと前田敦子の影が薄まっている。という声が聞かれる。確かにそうかもしれない。もともと、チームKの家族的な雰囲気の元に居るほうが、性格的に落ち着くタイプなのだろうか、一見して、ひまわり組が終わった寂しさを、まだ舞台上で引きずって…
青さ、悩み、迷い、強がり、未熟さ、それらを乗り越えての成長と、その先の希望までを示唆した、はじめてのオリジナルセットリストを与えられたチームB。「お下がり公演」が続いた鬱屈からの解放というカタルシスを、観客とともに体感できる良質なセットリス…
AKB48公式ブログを偶然リアルタイムで見たとき、単純に、感情が錯綜する中ではなく、静かに復帰を送り出したかったのだろうと思った。 復帰公演の日は、復帰を祝うおめでたい日であるとともに、松岡由紀こと「まつゆき」が復帰したチームBのパフォーマンスは…